入院が決定するとき、そのまま病室に運ばれて、即入院生活がスタートとなる場合があります。
そうなると、入院するときの持ち物リストを調べて悠長に準備する、なんていう暇はありません。
怒涛のように、入院生活がスタートしてしまうのです。
今回は、私が実際に切迫早産で緊急入院をしたときの経験から
「あってよかった!」
「これは便利!」
と感じた持ち物リストを紹介します。
切迫早産で入院したときの1日のスケジュール例
実際に切迫早産で入院した場合、患者(妊婦)はどのような1日を過ごしているのでしょうか。
その流れがわからないと
「どんな場面があって、自分にはなにが必要か」
と想像することができませんよね。
まずは、入院中の1日のスケジュール例をまとめていきます。
入院中の1日のスケジュール例
6:00 起床(トイレ、歯磨き、髪を整えるなどの身支度)
6:20 体温・尿量をその日の報告記入用紙に書く
6:30 血糖値測定(←言い忘れましたが、私は妊娠糖尿病でした)
6:40 ナースコールで血糖値報告
7:00 看護師さんが来室(体温・尿量の確認、体調確認、ホットタオルの支給、着替えの補助)
※24時間点滴をしているため、衣服(上)の脱ぎ着ができず、補助が必要
7:10 ホットタオルで体を拭く
7:30 朝食(ベッドの上)
※上げ膳据え膳(贅沢)
7:40 歯磨き
8:30 回診
9:00 NST(ノンストレステスト)の測定(30分~1時間)
※「お腹の張りの波」と「赤ちゃんの心音」を確認(寝ころんだ状態)
10:00~12:00 自由時間(テレビ、スマホ、読書)
12:00 昼食(ベッドの上)
12:20 歯磨き
13:00 一般面会可能時間
14:00 NST(ノンストレステスト)の測定(30分~1時間)
15:00 家族の面会(感謝…!!)
18:00 仕事帰りに旦那が面会にきてくれる
18:30 夕飯(ベッドの上)
※旦那もお弁当を買ってきているので一緒に食べる
19:30 旦那帰る
20:00 一般面会終了時間
20:30 看護師さんが来室(体調確認)
21:00 消灯(個室の場合は起きていても可)
※眠くなるまでスマホをいじる
22:30 就寝
イレギュラーに起こる内容
上記のスケジュール以外にも、イレギュラーに発生することもありました。
- 妊婦検診
- 採血
- 点滴針の差し替え(3~4日に1回)
- シャワー(絶対安静が解除されてから)
- 洗濯(絶対安静が解除されてから)
特に午前中に発生することが多く、医師の都合によって、予定の変動がありました。
思ったよりも、慌ただしい入院生活です。
…とはいっても、寝ているだけだったんですけどね!(←絶対安静)
切迫早産で入院|あると便利な持ち物リストを紹介
では、切迫早産で入院したときにあると便利な持ち物リストを紹介していきます。
今回紹介するのは、「保険証」「着替え」のような、調べると出てくるようなものではありません。
実際に入院した私が、「あってよかった!」と思ったものを紹介します!
スリッパ
病室の中では、ベッドの上以外は土足です。
トイレにいくにも、洗面台にいくにも、履き物が必要です。
でも、毎回靴を履くのは面倒…。
スリッパをベッドの下に置いておけば、サッと履くことができます。
1日に何度も脱いだり履いたりは大変なので、スリッパがあるととても便利ですよ!
ドライシャンプー
ベッドの上で絶対安静なので、お風呂も禁止の状態。
だからといって、お風呂に入らないと気持ちが悪いですよね…。
ドライシャンプーを使えば、水なしでも頭皮がスッキリ!
脂っぽいベタつきも解消されて、嫌な臭いも抑えてくれます。
絶対安静時には、必須アイテムなのです!!
デリケートウェットシート
こちらも、絶対安静時の必須アイテム!!
お風呂に入れないので、体がベタベタ…。
毎朝ホットタオルを支給してくれるので、体のベタつきは解消されます。
デリケートゾーンは、トイレのウォシュレット機能を使って洗うこともできます。
…が、ウォシュレット機能がないトイレだったときはどうしましょう…?
1日でも放置すると、不快になるデリケートゾーン。
使うとスッキリするし、清潔に保てます。
余ったとしても、災害時用のグッズとしても役に立ちます。
デリケートゾーン用のウェットシートは、あると安心ですよ。
毛抜き・フェイスシェーバー
え?毛抜き…?フェイスシェーバー…?
お気づきでしょうか?
入院をしているあいだにも、毛は伸びるのです。
眉毛とか顔の産毛とか…。
みえないところならまだしも、顔は、会った人すべてにみられるもの。
面会に備えて、身だしなみを整えたいですよね。
ベッドの上にずっといるのは暇なので、毛抜きとフェイスシェーバーがあれば、暇つぶしがてら身だしなみを整えられますよ!
耳かき
耳って、突然痒くなるんですよ。
それも、無性に痒くなるんです。
耳かきはいつでも近くにいるものだと思っていましたが、入院中は自分で調達をしないと手元にありません。
ないと思うと余計に痒くなってきて、イライライライラ…!
そうならないためにも、あると便利です。本当に。
爪切り
入院中でも、爪は伸びます。
爪だけならまだしも、ささくれがあったら…とても痛いですよね。
爪切りがあれば、爪にもささくれにも対応できます!
箱ティッシュ
個室であれば、備えつけのティッシュもあります。
しかし、相部屋の場合、置いていない場合もあるのです。
備えつけのティッシュがあったとしても、なくなるたびに看護師さんに新しいものに変えてもらうのは面倒…。
もし看護師さんにいえても、すぐに持ってきてくれるわけではないですし…。
自分で持っていったほうが、心置きなく使えます!
(こぼしたときとか、こぼしたときとか、こぼしたときとか…!)
紙コップ
意外と便利だったのが、紙コップです。
面会にきた人に、飲み物を出せますし。
いちいち洗わなくても済むので、絶対安静だった私には、超絶便利でした。
また、飲み物を入れる以外にも、お菓子を入れたりペン立てとして置いたり、様々な用途で使えます。
使い終われば捨てるだけ!
場所はとらないので、あると便利ですよ。
大きいペットボトルの飲み物
「500mlのペットボトルでいいんじゃないの?」
と思うかもしれません。
しかし、切迫早産で入院の場合、ベッドの上で絶対安静。
自分で自販機に買いにいくことすら、できません。
そこで活躍したのが、大きいペットボトルの飲み物。
これさえあれば、いちいち飲み物を買いにいかなくて済みますよ!
筆記用具・メモ帳
これも意外だったのが、筆記用具とメモ帳が必須アイテムでした。
筆記用具の中身は下記の通りです。
- ボールペン
- 鉛筆
- 消しゴム
- ハサミ
- 定規
電話をしたときのメモや、お菓子を開けるときのハサミなど、必要なときにないと困るのです…。
特に入院中は、生命保険会社に「今回の入院費用が保険の対象か」の電話をしたため、メモをすることがたくさんありました。
あと、こっそりお菓子を持っていったので、ナースセンターでハサミを借りられなかった私でした。
小銭
これは入院しないと知りませんでしたが、小銭は毎日使うものでした。
- 洗濯機は無料だが乾燥機が有料(100円)
- 自販機で飲み物購入
- 病院によってはテレビの視聴時に小銭を入れる
ただのカードと化した、クレジットカード。
実際に戦力になるのは、小銭です。
お札よりも、小銭。
特に私は、絶対安静状態が緩和されてから、毎日洗濯をしにいっていました。
乾燥機が有料だったので、小銭が必須。
旦那が面会にきてくれるたびに、小銭を作ってきてもらいました。
まとめ|緊急入院、備えあれば憂いなし
今回は、切迫早産で緊急入院をしたときに、あると便利だと感じたおすすめの持ち物リストを紹介しました。
入院中にあると便利なおすすめの持ち物リストは、下記の通りです。
- スリッパ
- ドライシャンプー
- デリケートウェットシート
- 毛抜き・フェイスシェーバー
- 耳かき
- 爪切り
- 箱ティッシュ
- 紙コップ
- 大きいペットボトル
- 筆記用具・メモ帳
- 小銭
おそらく、切迫早産ではなくても、入院中にあると便利なアイテムなのではないでしょうか。
入院生活を少しでも快適にするためにも、今回おすすめした持ち物リストを参考にしてみてください。